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リモート制御を使用したコンバージド、Flex System、NeXtScale および System x サーバーの管理

Lenovo XClarity Administrator Web インターフェースでリモート制御セッションを開き、ローカル・コンソールから管理しているかのように、コンバージド、Flex System、NeXtScale、および System x サーバーを管理できます。

始める前に

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  • これらのサーバーに対してリモート制御を行うには、Java WebStart サポートを使用した Java Runtime Environment (JRE) がクライアント・サイドにインストールされている必要があります。オープンソースの JDK を強くお勧めします。ベンダーの JRE または JDK を使用する場合は、商用に適切にライセンスされていることを確認してください。以下の JRE がサポートされています。

    Java WebStart は OpenJDK または Coretto のインストール・パッケージには含まれていないため、別途インストールする必要があります。IcedTea-Web または OpenWebStart は GNU GPLV2 ライセンスで使用できます (IcedTea-OpenJDK ダウンロード Web サイト および OpenWebStart Web サイト を参照)。

  • リモート制御セッションは、以下のオペレーティング・システム (32 ビットまたは 64 ビット) を実行しているサーバーで開始できます。
    • Microsoft Windows 7
    • Microsoft Windows 8
    • Microsoft Windows 10
  • リモート制御を使用するには、コンバージド、NeXtScale、および System x サーバーにリモート・プレゼンスの Features on Demand キーがインストールされている必要があります。FoD キーがサーバーで検出されない場合、使用可能なサーバーのリストを表示すると、リモート制御セッションに「アクティベーション・キーが見つかりません」というメッセージが表示されます。「サーバー」ページから、リモート・プレゼンスの有効化または無効化を行うか、あるいはサーバーにインストールしないことを選択できます (管理対象サーバーのステータスの表示を参照)。サーバーにインストールされている FoD キーについて詳しくは、Features on Demand キーの表示を参照してください。
  • リモート制御セッションの開始に使用するユーザー・アカウントは、XClarity Administrator 認証サーバーに定義されている有効なユーザー・アカウントであることが必要です。ユーザー・アカウントには、サーバーにアクセスして管理するための十分なユーザー権限が必要です。
  • リモート制御セッションを開く前に、セキュリティー、パフォーマンス、キーボードに関する考慮事項を確認してください。これらの考慮事項について詳しくは、リモート制御に関する考慮事項を参照してください。
  • 「リモート制御」ダイアログでは、ローカル・システムのオペレーティング・システムで定義されたロケールと表示言語設定が使用されます。

    ローカル・システムが Windows で実行されている場合、ロケール設定を変更する方法についてはJava Web サイトを参照してください。表示言語を変更するには、Windows のローカライズ版をインストールするか、Windows Web サイトから言語パックをインストールします。

このタスクについて

Lenovo XClarity Administrator からは、複数のリモート制御セッションを開始することができます。各セッションで複数のサーバーを管理できます。

サーバーへのリモート制御セッションを開くには、サーバーが「オンライン」または「正常」状態になっている必要があります。他のアクセス状態のサーバーの場合、そのサーバーにリモート制御セッションは接続できません。サーバー・ステータスの表示について詳しくは、管理対象サーバーの詳細の表示を参照してください。

Lenovo XClarity Administrator のメニュー・バーから「プロビジョニング」 > 「リモート制御」の順にクリックして、非ターゲットのリモート制御セッションを開くことができます。その後、Web ブラウザーによるセキュリティ警告をすべて受け入れます。

Flex System x280、x480、x880 計算ノードの場合、プライマリー・ノードとのリモート制御セッションのみを開始できます。プライマリー以外のノードへのリモート制御セッションを開始しようとすると、リモート制御ダイアログが開きますが、ビデオは表示されません。

手順

以下の手順を実行して、特定のコンバージド、Flex System、NeXtScale、および System x サーバーへのリモート制御セッションを開きます。

  1. XClarity Administrator のメニュー・バーで、「ハードウェア」 > 「サーバー」の順にクリックします。「サーバー」ページが開いて、すべての管理対象サーバー (ラック・サーバーと計算ノード) がテーブル・ビューで表示されます。

    テーブルの列をソートすると特定のサーバーを見つけやすくなります。「すべてのシステム」ドロップダウン・リストでシステム・タイプを選択し、「フィルター」フィールドにテキスト (名前や IP アドレスなど) を入力して、表示されるサーバーを絞り込むこともできます。

  2. リモート制御セッションを開くサーバーを選択します。
  3. リモート制御」アイコン (「リモート制御」アイコン) をクリックします。
  4. Web ブラウザーによるセキュリティ警告をすべて受け入れます。
  5. オプションで、デスクトップに Remote Control アイコンを保存することを選択します。このアイコンを使用して、XClarity Administrator Web インターフェースにログインしないでリモート制御セッションが起動できます。
  6. プロンプトが表示されたら、次のいずれかの接続モードを選択します。
    • シングルユーザー・モード。サーバーとの排他リモート制御セッションを確立します。サーバーから切断するまで、そのサーバーに対する他のすべてのリモート制御セッションはブロックされます。このオプションは、サーバーに対して他のリモート制御セッションが確立されていない場合にのみ使用できます。

    • マルチユーザー・モード。同じサーバーに対して複数のリモート制御セッションを確立できます。XClarity Administrator では、1 つのサーバーに対して最大 6 つの同時リモート制御セッションがサポートされます。

  7. プロンプトが表示されたら、ローカル・システムのリモート制御セッションにショートカットを保存するかどうかを選択します。

    ショートカットを保存すると、指定したサーバーに対するリモート制御セッションをそのショートカットから開けるようになります。XClarity Administrator の Web インターフェースからリモート制御セッションを開始する必要はありません。ただし、XClarity Administrator 認証サーバーを使用してユーザー・アカウントが検証されるため、ローカル・システムが XClarity Administrator にアクセスできる必要はあります。

    このショートカットには、手動でサーバーを追加できる空のリモート制御セッションを開くリンクが含まれています。

結果

「リモート制御」ウィンドウが表示されます。


セッションなしの「リモート制御」ウィンドウ

サムネール領域には、現在リモート制御セッションによって管理されているすべてのサーバー・セッションのサムネールが表示されます。

複数のサーバー・セッションを表示し、サムネールをクリックしてサーバー・セッション間を移動できます。サムネールをクリックすると、そのサーバーのコンソールがビデオ・セッション領域に表示されます。アクセスしているサーバーが多すぎてサムネール領域に表示しきれない場合は、「右にスクロール」アイコン (「右にスクロール」アイコン) と「左にスクロール」アイコン (「左にスクロール」アイコン) をクリックすると、画面がスクロールしてその他のサーバーのサムネールが表示されます。すべてのセッションアイコン (「サーバー・セッション」アイコン) をクリックすると、開いているすべてのサーバー・セッションのリストが表示されます。

サムネール領域で、サーバーの追加アイコン (「新しいサーバー・セッション」アイコン) をクリックすると、管理しているサーバーのリストに新しいサーバーを追加できます。セッションの追加について詳しくは、リモート制御セッションへのサーバー・コンソールの追加を参照してください。「サムネール」ページでは、サムネール領域の表示/非表示やサムネールの更新間隔を制御できます。サムネール設定について詳しくは、リモート制御の設定を参照してください。

終了後

リモート制御セッションが正しく開かない場合、リモート制御に関する問題を参照してください。

「リモート制御」ダイアログでは、以下の操作を実行できます。
  • 他のサーバーへのセッションを現在のリモート制御セッションに追加できます (リモート制御セッションへのサーバー・コンソールの追加を参照)。
  • サムネール領域の表示/非表示を切り替えるには、「サムネール切り替え」アイコン (「サムネール切り替え」アイコン) をクリックします。
  • リモート制御セッションをウィンドウまたはフルスクリーンとして表示するには、「画面」アイコン (「画面」アイコン) をクリックし、「フルスクリーンをオンに切り替え」または「フルスクリーンをオフに切り替え」をクリックします。
  • リモート制御セッションで Ctrl、Alt、Shift キーを使用します (Ctrl、Alt、Shift キーの使用を参照)。
  • ソフトキーと呼ばれるカスタム・キー・シーケンスを定義します (ソフトキーの定義を参照)。
  • 現在選択されているサーバー・セッションのスクリーン・キャプチャーを取得してさまざまな形式で保存するには、「画面」アイコン (「画面」アイコン) をクリックし、「スクリーンショット」をクリックします。
  • リモート・メディア (CD、DVD、USB の各デバイスや、ディスク・イメージ、CD (ISO イメージ) など) を選択したサーバーにマウントするか、マウントされたデバイスを別のサーバーに移動します (リモート・メディアのマウントまたは移動を参照)。
  • イメージをリモート・メディアからサーバーにアップロードします (サーバーへのイメージのアップロードを参照)。
  • リモート・コンソールからサーバーの電源をオンまたはオフにします (リモート制御セッションからのサーバーの電源のオン/オフを参照)。
  • リモート制御の設定を変更します (リモート制御の設定を参照)。