メインコンテンツまでスキップ

ストレージ・アレイの構成データベース診断の開始

start storageArray configDbDiagnosticコマンドは、構成データベースに対して整合性チェックを実行します。

対応アレイ

このコマンドは、DE2000H、DE4000H、DE4000F、DE6000H または DE6000F の個々のストレージ・アレイに適用されます。

ロール

このコマンドをストレージ・アレイに対して実行するには、Storage Admin ロールが必要です。

構文

start storageArray configDbDiagnostic 
[sourceLocation=(disk | onboard) |
diagnosticType=(fileSystem | <span className="ph skipCustomization">mirror</span>) |
controller[(<span className="ph">a</span>|<span className="ph">b</span>)]]

パラメーター

パラメーター説明
sourceLocation このパラメーターは、データベースの場所を指定します。
  • disk は、ドライブ上のデータベースから直接データを取得することを示します。
  • onboard は、RPA メモリー上の場所からデータを取得することを示します。
デフォルトの場所は disk です。
diagnosticType

データベースで実行する診断テストのレベル。次のいずれかのレベルのテストを実行できます。

fileSystem – データベース構造の整合性をチェックします。

mirror – このオプションを使用した場合に実行されるテストは、 sourceLocation パラメーターの値によって異なります。
  • パラメーター

    sourceLocation disk に設定すると、ピア・コントローラーがブロック・チェックを開始します。
  • パラメーター

    sourceLocation パラメーターを onboard に設定すると、ピア・コントローラーがレコード・チェックを開始します。
mirror オプションは、コマンド・ラインまたはスクリプト・エディターからのみ実行できます。ストレージ管理ソフトウェアのGUIからこのオプションを使用することはできません。 mirror オプションで実行されるテストには時間がかかりますが、途中で停止することはできません。

デフォルト値は fileSystem です。

controller 診断テストを実行するデータベースが格納されているコントローラー。有効なコントローラー識別子は、 a または b で、 a はスロットAのコントローラー、 b はスロットBのコントローラーです。コントローラーの識別子は角かっこ ([ ]) で囲みます。

注記

このコマンドは、構成データベースに対して整合性チェックを実行します。すべてのデータベース・レコードがチェックされます。エラー・データは、ディスク上のデータ・フォルダー内のファイルに自動的に書き込まれます。出力ファイルを指定する必要はありません。

diagnosticType パラメーターを mirror に設定し、 sourceLocation パラメーターを onboard に設定して整合性チェックを実行すると、処理の実行時間が長くなる可能性があります。これにより、ホストのI/O処理に影響することがあります。この処理は、サポート部門から指示された場合にのみ実行してください。

診断テストが完了すると、コントローラー・ファームウェアは次のいずれかの結果を返します。

  • Diagnosis completed without errors. No ZIP file created.
  • Diagnosis completed with errors. Refer to the ZIP file created at:

    ...\Install_dir\data\FirmwareUpgradeReports\timestamp_buildNo.zip

構成データベースの不整合が検出された場合、コントローラー・ファームウェアは次の操作を実行します。

  • 不整合の説明を返します。

  • バイナリ・データをZIPファイルに保存します。

ZIPファイルは次の場所に保存されます。

...\Install_dir\data\FirmwareUpgradeReports\timestamp_buildNo.zip

このバイナリ・データを使用して問題の原因を特定したり、バイナリ・データを格納するファイルをテクニカル・サポートに送信したりできます。

データベース構成の診断テストを停止するには、 stop storageArray configDbDiagnostic コマンドを使用します。

ストレージ管理ソフトウェアのGUIからデータベース構成の診断テストを開始することもできます。ただし、ストレージ管理ソフトウェアのGUIから診断テストを停止することはできません。実行中の診断テストを停止するには、 stop storageArray configDbDiagnostic コマンドを使用する必要があります。