再構築時のストレージ・アレイPQ検証の設定
set storageArray pqValidateOnReconstruct コマンドは、再構築時のストレージ・アレイの P/Q 検証を設定します。この機能を有効にすると、データ+Pとデータ+Qの両方を使用してデータが再構築され、再構築結果の整合性がチェックされたうえで、続行方法が決定されます。
対応アレイ
このコマンドは、DE2000H、DE4000H、DE4000F、DE6000H または DE6000F の個々のストレージ・アレイに適用されます。
ロール
このコマンドをストレージ・アレイに対して実行するには、Storage Admin ロールが必要です。
コンテキスト
この機能は、デュアル・パリティを使用するディスク・プールおよびRAID 6ボリューム・グループに適用されます。この場合、1本のドライブで障害が発生してもボリューム・グループまたはディスク・プールでの冗長性が確保されるため、再構築時にデータとパリティの整合性をチェックすることが可能です。再構築時に不整合が検出された場合、ボリュームでデータ保証が有効になっていれば、不整合の発生源を特定し、残りのドライブを使用してデータを再構築することができます。この機能が有効で、ボリュームでデータ保証が有効になっていない場合、あるいは不整合が複数のドライブにまたがる場合、再構築されるブロックは読み取り不能とマークされます。
SSDドライブでは検証によって再構築時間が長くなる可能性があるため、この機能はメディア・タイプに応じて有効または無効にすることができます。特定のメディア・タイプでこの機能を有効にすると、そのメディア・タイプを使用するすべてのプールとRAID 6ボリューム・グループに適用されます。
構文
set storageArray pqValidateOnReconstruct (enable | disable) driveMediaType=(hdd | ssd | allMedia)
パラメーター
パラメーター | 説明 |
---|---|
pqValidateOnReconstruct | 再構築時のP/Q検証の設定を変更します。 |
enable または disable | 再構築時のP/Q検証を有効または無効にします。 |
driveMediaType | 再構築時のP/Q検証を設定するドライブ・メディア・タイプ。次のドライブ・メディア・タイプがサポートされています。
|
ドライブ・メディア・タイプにハードディスク・ドライブを指定する例
SMcli -n Array1 -c "set storageArray pqValidateOnReconstruct enable
driveMediaType=hdd;"
SMcli completed successfully.
ドライブ・メディア・タイプにソリッド・ステート・ドライブを指定する例
SMcli -n Array1 -c "set storageArray pqValidateOnReconstruct disable
driveMediaType=ssd;"
SMcli completed successfully.
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