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ストレージ・アレイ・イベントの保存

save storageArray warningEventsコマンドは、メジャー・イベント・ログ (MEL) のイベントをファイルに保存します。

対応アレイ

このコマンドは、DE2000H、DE4000H、DE4000F、DE6000H または DE6000F の個々のストレージ・アレイに適用されます。

ロール

このコマンドをストレージ・アレイに対して実行するには、Storage Admin ロールが必要です。

コンテキスト

このコマンドは、イベントをメジャー・イベント・ログ (MEL) からファイルに保存します。保存できるイベントは次のとおりです。

  • 重大イベント – ただちに対処する必要があるストレージ・アレイでのエラー。このエラーをすぐに修正しないと、データ・アクセスが失われるおそれがあります。
  • 警告イベント - パフォーマンスを低下させたり、別のエラーからのリカバリーを困難にしたりするストレージ・アレイでのエラー。データ・アクセスは失われませんが、別のエラーが発生した場合にデータ・アクセスが失われないようにするために、このエラーを修正する必要があります。
  • 情報イベント - 正常な運用に影響しないストレージ・アレイでのイベント。このイベントでは、設定の変更や、ストレージ・アレイのパフォーマンスを評価する際に役立つその他の情報が報告されます。
  • デバッグ・イベント - エラーの原因となった手順や状態の判別に役立つ情報を提供するストレージ・アレイでのイベント。この情報が保存されたファイルをテクニカル・サポートに送信して、エラーの原因を突き止めることができます。
一部のストレージ・アレイでは、4つのイベント・タイプがすべてサポートされない場合があります。

構文

save storageArray (allEvents | criticalEvents | 
warningEvents | infoEvents | debugEvents)
file="<var id="GUID-72686476-B833-429F-A983-F94FE3870153__V1111148" className="keyword varname">filename</var>"
[count=<var id="GUID-72686476-B833-429F-A983-F94FE3870153__V1111149" className="keyword varname">numberOfEvents</var>]
[forceSave=(TRUE | FALSE)]

パラメーター

パラメーター説明
allEvents すべてのイベントをファイルに保存するためのパラメーター。
criticalEvents 重大イベントのみをファイルに保存するためのパラメーター。
warningEvents 警告イベントのみをファイルに保存するためのパラメーター。
infoEvents 情報イベントのみをファイルに保存するためのパラメーター。
debugEvents デバッグ・イベントのみをファイルに保存するためのパラメーター。
file

イベントの保存先となるファイル・パスとファイル名。ファイル名は二重引用符 (" ") で囲みます。次に例を示します。

file="C:\Program Files\CLI\logs\events.txt"

メジャー・イベント・ログの内容を格納するファイルのデフォルト名は、 major-event-log.txt です。ファイル拡張子は自動で付加されません。ファイル名にはファイル拡張子を指定する必要があります。

count ファイルに保存するイベントの数。countの値を入力しない場合は、指定したイベント・タイプと一致するすべてのイベントがファイルに保存されます。countの値を入力した場合は、その数のイベント (最後に発生したイベントからの数) だけがファイルに保存されます。整数値を使用します。
forceSave ビューからフィルタで除外したデバッグ・イベントを強制的にファイルに保存するためのパラメーター。イベントを強制的に保存するには、このパラメーターを TRUE に設定します。デフォルト値は FALSE です。
このパラメーターを使用すると、ThinkSystem SAN OS Event Viewerからフィルタで除外したデバッグ・イベントが保存されます。